ペットボトルで虫とりのわなをつくろう

 チョウやトンボなど飛ぶ虫は見つけやすいですが,地面をはっている動物や夜しか活動しない虫はなかなか見つけることができません。

 わなをしかけて,普段見られない虫を捕まえてみましょう。

用意するもの

ペットボトル2本(同じ形のもの)
虫のえさになるもの(肉・魚・果物など)

作り方

ペットボトルの一本は,底の部分を10cmほどに切ります。
もう一本は,太くなったところで切ります。
深いほうの底に千枚通しで穴をあけます。

千枚通しは,小さな穴が開くまでゆっくり通し,開いてからは一気に押すと摩擦熱で樹脂が溶け,穴が丈夫になります。
口の部分を,深いほうの胴にさかさまに差し込みます。

10センチぐらいの深さにきったほうにえさになるものを入れ,深いほうのペットボトルを差し込みます。

写真では,わかりやすいように,えさの代わりにバーミキュライトを入れてあります。

このまま,口が地面と同じ高さになるように埋めます。

土を20センチ掘るのは結構大変です。口の部分を使わないで,短くしてしまえば,深く掘らなくても大丈夫です。

完成図
上から見るとこんな感じです。

一晩待てば,いろいろな生き物が入っていることでしょう。
肉・果物・魚など,えさを変えると集まる生き物も変わってくるでしょう。
いろいろ試してみましょう。

 野外体験学習のときに,このわな(ベイプ・トラップ)を行えば,活動の幅が広がることでしょう。
 また,えさによってかかる虫がちがうことから,それぞれの虫が森の中でそのような役割を果たしているか考えるヒントにもなります。

ペットボトルの表紙に戻る